HOMEニュース&コラムプノンペンのコンドミニアム市場、質重視の需要が拡大

プノンペンのコンドミニアム市場、質重視の需要が拡大

不動産情報サイト「Realestate.com.kh」が発表した『カンボジア・コンドミニアム市場分析2025年版』によれば、首都プノンペンにおけるコンドミニアム市場では、良好な立地と高品質を備えた物件への需要が高まっています。特に1ベッドルームの物件が人気で、販売物件の61%、賃貸物件の72%を占めています。平均月額賃料は350ドルと手頃な価格帯が選好されています。

一方、3ベッドルーム物件の供給が市中心部で不足しており、今後の成長分野として注目されています。購入エリアではボンケンコン1(BKK1)が最も人気で、取引の33.6%を占め、平米単価は約2000ドルに達しています。2025年には「Le Condé BKK1」をはじめとする複数の大型プロジェクトが完成予定で、合計2000戸を超える新規供給が見込まれています。

これらの物件が市場に吸収されるまでには、完成後12〜18か月程度を要すると見られており、その動向が今後の市場の鍵を握るでしょう。