HOMEニュース&コラムカンボジア2億ドル新設SEZで加速する物流・不動産投資 倉庫・ワーカー賃貸はカンポンスプー/カンポットのNR4・NR3沿線が有望

カンボジア2億ドル新設SEZで加速する物流・不動産投資 倉庫・ワーカー賃貸はカンポンスプー/カンポットのNR4・NR3沿線が有望

新設SEZ2件がカンポンスプーとカンポットで計2億ドル規模と報じられました。SEZは製造と物流の結節点となり、雇用の集中を通じて周辺の住宅・商業需要を押し上げる装置です。特にNR4(プノンペン—シアヌークビル)とNR3(プノンペン—カンポット)に沿った倉庫、ワーカー向け賃貸、日用品小売の立地は、初期投資が比較的軽く、安定キャッシュフローを狙いやすいでしょう。

進出の勘所は三つ。第一に、SEZ管理者の入居企業リストと通関実績で需要の確度を測る。第二に、上下水・電力の接続負担と引込時期を見積もりに反映する。第三に、越境QR決済の始動で小売決済の利便性が上がるため、現金管理前提の計画を更新しておくこと。

政策が物流強化に舵を切る今、ハイエンド住宅よりも「労働・物流隣接」の実需資産に分があります。足元の金利・為替に留意しつつ、交通結節点から半径5〜10kmのミドル帯賃貸と小型倉庫の組み合わせで段階的にポートフォリオを築くのが現実解です。(参考:Construction & Property News

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